●7/6 としまグリーンキッズプロジェクト 「としまの緑化を体験しよう」
2019.07.10
環境の緑化と美化
ここは何処でしょうか?
十数階に相当する池袋のだだっ広い屋上。
東京芸術劇場の屋上です。
新宿高層ビル群も、スカイツリーも、360度見渡せる非公開の場所。
セラミックで覆われた広い花壇が4カ所あり、ヘリポートもあります。
数年前、タマリュウが植えてあっただけの花壇に、いろいろな植物を植えてみましたが、一面を覆ったのはチガヤとススキでした。
土でなく、粒の大きいセラミックが15センチくらい敷き詰められ自動灌水装置が設置されています。
適性があったのがイネ科のチガヤとススキということです。
上の写真は培養土の袋をそのまま鉢代わりにして、トマト、芽キャベツ、大葉、枝豆等を植えてたもの。
ミニトマトとアメーラトマトが収獲できました。完熟でかなり美味いかった。
因みにアメーラは大玉トマトの桃太郎を特殊な育て方で美味しくしたもので、これは普通の桃太郎になりました。
日当たりは抜群と言うか、遮るものがないからベスト。
但し、風がまともにあたります。
ここは9階まではエレベーターがあるが、5階分くらいに相当する部分は階段でしか上がれません。
荷物を上げるには相当な体力が必要。
この屋上を何とかきれいな緑化ができないか? が副館長TAKAHさんの念願です。
今日はとしまグリーンキッズプロジェクト実行委員会で子どもたちを集め、ここで観察と虫取りをしました。
日本生態系協会主任研究員の吉田峰規さんが、子どもたちに説明と指導をしました。
吉田さんは虫も植物も詳しいし大好きだから、お話も行動も実に面白い。
駅前のモッコクの木にミツバチが何匹もいました。
ミツバチをケースに入れて子どもたちに観察させていました。
植物が生えてきたため、今日はコオロギ(赤ちゃん)、トンボ、バッタ、テントウムシ等20種類くらいの虫を観察できました。
アシナガハチの巣も見つかり、吉田さんは巣ごと標本ように捕獲。網も無しでビニール袋に捕獲するのだから凄い。
普段誰も入れない、池袋西口駅前原っぱです。
芽キャベツ。まだ実は付いていませんが、そのうち出来ると思います。
要は土があれば畑にもなります。
舞台の仕掛けと広さにビックリ。
仕掛けの説明とともに観客席の座る場所で楽しみ方が変わるとの専門的なお話も伺えました。
観客席を見下すと歌でも歌いたくなる気分になるから、不思議な空間です。
芸術劇場に行く前に、モザイカルチャーえんちゃん前に集合。
立教大学社会学部現代文化学科・大学院社会学研究科教授(専門は環境教育/ESD)からお話を伺いました。
駅前緑化やえんちゃんの説明は石森が担当。
ネットトピアリー説明
池袋で緑化で一番美しい通りのルミネ前で、企業も民間も緑化に力を注いでいることを子どもたちにもお話しできました。
知らない方が多いと思いますが、右側階段上はルミネさんが管理する壁面緑化です。
小学生10名、保護者とスタッフ20名の合計30名でした。
登校日の小学校が多く、参加できなかった子どもが多かったのがちょと残念でしたが、大好評でした。
楽しかった。お疲れ様でした。
今回写真は全て0NDさんにお願いいたしました。