11/7 大久保農園報告 微細藻類を撒く
2015.11.09
大久保農園
8日(日)に用事があり、今日7日(土)に畑作業となりました。
今日は面白い実験の準備をしました。
これはフォルミジウムという微細藻類(マイクロアルジェ)を和紙の残渣に染み込ませたペレット状の土壌改良材です。
匂いを嗅ぐと確かに醗酵したカビ(?)のような匂いがします。
順番が逆さまになりましたが、先週堆肥と肥料を入れ、今回牡蠣殻石灰を撒きました。
牡蠣殻は天然なので散布した直後でも植えられる石灰です。
石灰を撒いた後2回耕耘。
実験のため、会社の方が正確にフォルミジウムの量を計り、散布。
フォルミジウムを50メートル畝に2520g散布と1260グラム散布と分けて2畝作り、再び耕耘。
全く撒かない畝もつくり、3畝で効果を測定します。
今回は土揚げまでして念入りに畝作りをしました。
さて、ここに何を植えるかって?
タマネギです。
最近タマネギを栽培しても大きくなりません。美味しいのですが小粒のものしか出来ていません。
肥料不足だとか、苗が悪い、植える時期が遅い等々原因を探りましたが、土を固めないのがいけないということで、
今回畝を固めることにしました。
どうやって固めるか、意外と大問題。
MOROZさんが板を靴にくくりつけて歩きましたが、板がずれてあまり上手くいかず、
こんな形で踏もうということになりました。
来週固めてマルチ張りをします。
でも、少し厚手のベニヤを半分位に切って乗た方が簡単かも?しれません。
隣の農家の方が先週麦を蒔いた後、ローラで土を固めていました。
そのローラーがあれば、数分でできてしまうのに・・・なんて恨めしく思いました。
3畝にタマネギ3千本植えられてしまいます。
そんなに植えるとまたみなさんから叱られる。どうしましょうかね。
種から苗を作ったのが500本くらいあります。売っている苗と遜色ない太さに育っています。
JAで買う苗は毎年値上がりしていて、今年は1本8円です。前は5円だったのに。
ユ-グレナ(ミドリムシ)が航空機燃料になるとか飲んでも体に良いとか言われています。
ミドリムシが微細藻類に入るのか知りませんが、確かに藻類は話題になっています。
フォルミジウムは津波で塩害を受けた田畑に塩分を吸収するということで成果を上げているようです。
しかしそれだけでなく収量が増えたとか味が良くなる等の効果も認められ、応用実験がされている段階です。
EM(有用微生物群)農法も微生物のバランスを改善する方法だし、土作りに何かしら良い結果をもたらすかもしれません。
来年6月のタマネギ収穫をお楽しみに。
お米とトウモロコシには効果有りとのことですが、植物により効果程度が違うとのことで、タマネギはいかに。
タマネギには初めての実験のようです。
今日は久々にOKUYさんが参加。
待ってましたとばかりに機械の修理をお願いしました。
ハンマーナイフモア刃の取り替えです。
ハンマーナイフはこの刃が高速回転し草を粉々に刈ります。丸くなっているのは摩耗してしまった部分。
刃を逆さまに取り付け、直角部分を表にすることで2度使えます。
泥がこびり付き、外すのに一苦労。OKUYさんでないと出来ない仕事です。
URYさんが刃が丸くなって切れなくなった(草をなぎ倒しているだけ)と言っていたため取り替えましたが、
実はそれだけが原因でなく、なんとVベルトが切れていました。軸が回っていいないのだから草は刈れませんね。
OKUYさんが刃を取り替えるのに回転軸が回ってしまい、ギアを入れても固定せず、やりにくいしおかしいよと言っていました。
Vベルトがおかしいんじゃない?と言われ開けてみたら、なんとやっぱり切れていました。取り替えてまだ4,5ヶ月くらいなのに、痛むのが早すぎる。
今日、偶然に立教大学セカンドステージ卒のFUCHIGさんが息子さんとひょっこり現れました。
息子さんが立正大学卒で深谷行きの帰りに寄って、畑が隣だからと足を伸ばしたとのこと。
私たちがいることを知らずに来たらしい。
思いがけずお目にかかれた嬉しかったです。
サトイモは美味しいし、ダイコンももうすぐ収穫。いろんな人が来るし、大久保農園ってあらためていい所だと思いました。