9/12 大久保農園報告 子どもエコ体験隊大活躍でした。
2010.09.13
大久保農園
25組70名の小学生親子がダイコン種植え作業をしました。
私たちスタッフを加えると総勢80名くらいですから、大久保農園の許容限度でした。
ペットボトルで30センチ間隔に畝に凹みを付け、今回は4粒ずつ種を蒔き、軽く土をかけ、間に肥料を置いていく一連の作業を全員で行いました。
親子共同作業で思いのほかスムーズにこなし、1時間足らずで20畝が終了しました。
種植え、間引き、収穫の3回シリーズですが、本当は1週間後に芽が出る嬉しさを体験させてあげたい。
収穫も楽しいのですが、撒いた種から芽が出てくる瞬間は格別です。
写真を撮っておきますので見て下さいね。
唯々心配は水です。
種蒔き後、スプリンクラーで水撒きしましたが、今日できたのは半分だけ。
昨夜、今朝と僅かながら(ネットの降雨記録から)雨が降ったようですが、もし降っていないとしたらかなり危ないです。
例年9月は雨が降らない心配なんてしたことがなかったのに、種を撒けば必ず発芽していました。
(植え終わった後です。きれいに植わりました。)
ダイコンはアブラナ科ですから暑さにも弱い。
農家の人は種蒔きのタイミングに困っていると思います。
あまり種蒔きが遅くなると生長する前に寒さが来てしまい、未熟状態で収穫しなければなりません。
今回は昼食に流しそうめんのおまけ付きです。
100人分のそうめんが用意され、カボチャ、タマネギの天ぷら、薬味に長ネギ、ミョウガ、ショウガと全部大久保農園で収穫したものが出されました。
朝から竹を切り、子どもたちも節を削る手伝いもしてくれました。
そうめん以外は全部大久保農園で賄えるわけですから、すごいことですね。
それにしても大勢の流しそうめんは楽しい。前回男数人でやった流しそうめんのなんと味気なかったことか。
(この天ぷらは朝からSIBAZさんとNISIYさんが揚げたもの。すごく美味しくできたらしい。スタッフが食べられなかったのが残念。)
小屋の中ではスタッフがそうめん茹でに大忙し。
アイポイントジャガイモ交換等でジャガバターやフライドポテトを作っている経験が生きています。
それにしても農園のスタッフはなんと素晴らしいことか。
何の役割を決めなくてもそれぞれがフル回転して動き回っています。
そして楽しんでくれます。
子どもたちも親も、スタッフもみんな楽しいと言ってくれるのだから「最高っ!」です。
ビックリしたり頼もしかったのは、実はイモムシ取りでした。
流しそうめんが終わったら解散ということなのですが、人海戦術で里芋のイモムシ取りを手伝ってくれるようにもくろんでいました。
でも、ハスモンヨトウは可愛い虫じゃないし、子どもやお母さんが捕殺してくれるなんて無理かな?とも思っていました。
ところがどっこい、半分くらいの家族が手伝ったんです。
キャーキャー言いながらも、20個用意した洗剤入りのバケツが全部出払いました。
箸や竹の棒で払い落とし、洗剤入りのバケツに落とします。
でも、残念ながら多勢に無勢、何匹取っても全部は到底無理。
今年は埼玉県で(小雨の場所はどこでも)ハスモンヨトウが異常発生しているそうです。
未だにふ化したばかりの小さいハスモンヨトウが葉面いぱいにこびり付いているものもあり、4千株以上あるから数十万匹以上動き回っていると推定できます。
捕殺していたMOROZさん曰く「到底駆除は無理。全部刈ってしまいたい。」と。
私もこのままでは全滅の可能性があると思います。
長ネギ、トマト、トウガラシまで食われている。
ハスモンヨトに食われたのは初めてです。
そこでいくつか里芋を掘ってみました。
親芋は出来ていても子芋孫芋がほとんどないものから、上の写真のようにそこそこ出来ているものまでいろいろでした。
ドダレより石川早生が良いようです。
今日初めて参加したベテランHIGUCさんが大きくなったヨトウを捕殺するよりふ化したてのヨトウがこびり付いている葉を切って焼却するのが一番ということでした。
この話を聞いてせっせと葉を切る子どももいました。ありがたい。
今日植えたダイコンにまで影響が出てくると困るので、早いうちに決断する必要がありそうです。
初めてトラクター運転のAKAHさん。
里芋ものどかで良い景色なのですが。
遠くから畑を眺めていると、こんなにひどいとは思えない。でも現実は厳しい。
ヨトウを観察しながら里芋の葉の影に日が沈みはじめました。風景はきれいなんだけど。
みな様お疲れさまでした。
参加者:子どもエコ体験隊約70名、豊島区3名、URY夫妻、SAT夫妻、NISIY、SIBAZK、MOROZ、AKAHO、HIGUC、FURUT、OO、I の約85名。