2/28 大久保農園報告 畑を借りるのはむずかしい。
2010.03.01
大久保農園
新畑を耕耘していると満月の大きな月が上がってきました。
地平線近くに上がる月はオレンジ色でやたらに大きく見えます。
以前にOOさんがビックリしたように、「あっ! 太陽が上がってきた!」
と叫んだことを思い出します。
もう薄暗くなった夕方に太陽だ!というOOさん、しっかりしてよと思ったのですが、この表現は決してずれてもいません。
(ちょっとブレていますが、FURUTさんがトラクターで耕耘しているところからの月)
地平線に近いほどでかくてオレンジ色になっています。
粘土質の新畑の耕耘でかなり手間取っていたので気が付くのがちょっと遅かった。
月が結構上に上がってしまったので、ちょっと迫力不足でした。
これが粘土質の新畑。ひどい場所の写真ですが、この塊で粘土細工が簡単にできます。堆肥を大量に入れて、耕耘も繰り返し、作物を作っていればそのうち良くはなるでしょうが、一年目からジャガイモはどうでしょうか。不安だらけと、費用も大変。
上の写真は竹林にMOROZさんが遊歩道を作り始めたところです。
MOROZさんが畑を借りることに関して積極的に動いていただいています。
新畑が粘土質のために、別の場所も探しました。
大久保農園の目の前も何年も耕作していませんが貸してはいただけません。
そこでMOROZさんが農業委員会、JA、知り合い等聞きに行きますが、結果は総てダメ。
耕作していない畑は沢山あるのにどうして? よそ者だから?
(YOSIHAさんが植えた珍しい種類のニンニク。順調に育っています。)
大久保農園から2qくらい離れたお店屋さんにMOROZさんが突撃。
このお店屋さんがとても親切な方で、いろいろ知り合いに聞いていただけました。
1週間経ち結果はやはりダメでした。
ところがどうしてなかなか借りられないかの理由も次第に鮮明になってきました。
どうも田畑を貸すと言うことは恥という心理があるようです。
先祖代々の田畑を守る事は残された者の使命。
しかもこの辺りの方々はゆとりある方が多いそうです。
(もうすぐ咲きそうな西洋水仙)
誰でも空いている畑はいくらでもあるといいながら、実際借りるとなるとかなりむずかしい。
確かに私たちも完全就農ではないし、相手から見れば遊びの段階。
大げさに言えば、日本の農業システムの硬直化があるように感じました。
農業法人もさることながら、農産物の自給率を上げたり、高齢者対策、失業対策、地域活性化等考えれば、行政の指導力を発揮しなければならない分野なのかと思いました。
(滑川の谷津の里ではイチゴ摘みができます。1500円で食べ放題。みんな30個くらい食べていました。
(この小さな紙コップに入るだけ持ち帰りが出来ます。でも大きいイチゴだと1個しか入らない。そこでこの人、なんと、つぶしてジュースにしていました。だれ?)
さて、このペースで行くと、ジャガイモを植えられたとしても毎年参加している6月はじめのフォーク&カントリー ウェストパーク フェスティバルに収穫は間に合いません。
7月23日~25日に行われるフラフェスタに参加できたらしたいと考えています。
ジャガイモも良い品質のものが出来るか、量の問題も含め未確定部分が多くあります。
3月14日はエコ子ども体験隊がジャガイモを植えます。こちらは大久保農園の小さい畑でやりますので問題はありません。
皆さんが楽しく植えられるように、来週は(雨のようですが)、しっかり準備をしておきます。
参加者: NISIYAM、MOROZ、FURUT、SYOUNOS、OO、I の6名