1月1日の豊島新聞にアイポイント交流会の記事が載りました。
2008.01.09
その他
池袋「アイポイント」サポーター交流会
先ごろ西池袋の中華料理店「東明龍鳳」にてアイポイント・サポーター交流会」が行われた。アイポイントとは、池袋のまちづくりプロジェクトに協力した人に渡される地域通貨のこと。プロジェクトは大きく分けて5つ。
・駅前放置自転車への注意を呼びかけるビラ貼り、
・駅前花壇への水やりとゴミ拾い、
・繁華街の防犯パトロール、
・農園での野菜づくり、そして
・寄付である。
これらのプロジェクトに参加した人は、その貢献の証としてアイポイントを受け取ることができ、それは年に2回、農園で採れた無農薬のジャガイモや大根と交換することができる。地域通貨は全国に数多く存在するが、なかなか根付かないのもの。それを野菜との交換という分かりやすい形をとることで、地域に浸透させていこうという狙いだ。
今回の交流会には、約50人が参加した。参加者は西池袋で商店を営む方々、活動に賛同する企業の方々、主婦、区議会議員、立教大学の学生達など幅広い。アイポイント事務局の石森宏さんの挨拶から始まり、各プロジェクトの活動報告が行われた。それぞれのプロジェクトが地道な努力を続け、着実な成果を上げていることがわかるもので、「街を良くしたい」という共通の思いが溢れていた。しかし一方で、若い世代の参加があまり進まず今後の活動が不安、という声もあった。
その後は立食形式の懇親会となり、それまでの真剣な表情から一転、笑顔がこぼれ、普段は別々に活動している各プロジェクトのメンバー同士が世代を超えて親睦を深めた。懇親会の途中では抽選会も行われ、当選者には農園直送の新鮮なサトイモとネギがプレゼントされた。「ネギを持って電車で帰るのはちょっと恥ずかしいですね」とはにかみながらも嬉しそうな学生の姿も見られた。最後は全員で三本締めを行い、交流会の成功を祝った。
アイポイントの活動では、ちょっとしたボランティアのことを「ちょボラ」と呼ぶそう。自分が生活する街のこと。他人事と思って任せきりにせず、少し手が空いた時に「ちょボラ」をしてみてはいかがだろうか。この街が持つ新たな可能性に気付くことができるかも
しれない。(立教大学3年菊池多江子)